外壁塗装工事/事故を防ぐ！足場の重要性/滋賀県大津市の外壁塗装店・株式会社悠陽工房

仮設足場の重要な役割は大きくわけて『安全面』『トラブル防止』『品質』の3つがあります。

順番にご説明していきます。

･安全面

仮設足場を設置することで、職人の転落事故を防ぐことができます。

厚生労働省が定める『労働安全衛生規則』では事業者は、高さ2メートル以上の箇所(作業床の端、開口部を除く。)で作業を行う場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。

となっています。

ですのでそもそも仮設足場を設置せず外壁塗装工事を始めた場合、外壁塗装工事を止められる可能性すらあります。

また職人が安定して作業でき、足場があることで手の自由が利くのでうっかり工具を落としてしまったということも限りなくゼロにできます。

つまり仮設足場は人や物の落下を防ぎ、転落事故から施主様ご家族や住宅まわりの物品を守ることに役だっているのです。

･トラブル防止

仮設足場を設置することで近隣トラブルを防ぐことができます。

外壁塗装工事では高圧洗浄機での『洗浄』の工程が必須となります。

洗浄時にでる水しぶきや塗料の飛散、粉塵などを仮設足場の周りにつけるメッシュシートが防いでくれます。

仮設足場を設置せず、メッシュシートを使用できなかった場合に近隣のお車や洗濯物を汚してしまうおそれがあります。

せっかくお住まいが綺麗になっても近隣とトラブルになれば日々の生活を気持ちよく過ごすことはできないですよね。

仮設足場は近隣とのトラブルを防ぎ、ご近所付き合いを守るのに役だっています。

･品質面

仮設足場を設置することで品質が向上します。

外壁塗装工事はリフォームの中でも価格の高い部類です。

それだけ、住宅を長持ちさせる上では重要ということですが高い費用をかけるので施主様からするときちんとしてと思うのは当たり前だと思います。

ですので【仮設足場を設置しない＝品質の悪い工事】と認識して下さい。

職人も人ですから安全な作業床がなければ、身の安全を考えて作業に集中することができません。

また仮設足場なしで脚立やハシゴでの作業では塗料や工具を持って、何度も上り下りすることになるので作業効率も悪いです。

仮設足場は丁寧な作業を維持し、施主様のお住まいを高品質に仕上げることに役だっています。

上記の『仮設足場の重要性』をご覧になって頂いた方は｢仮設足場って必要だね｣とご理解頂けていると思います。

じゃあ実際、どのくらいの費用がかかってくるのか。気になるポイントだと思いますのでご説明していきます。

･仮設足場の相場

仮設足場の相場は周りにつけるメッシュシートを含めて800円～1100円/㎡ぐらいが目安となります。

足場の面積(足場㎡)は外周×高さ×1.1でおおよそは算出することができます。

×1.1となっているのは足場は住宅の周りにぴったり建てることができず、住宅の一番端から少し離して建てるからです。

正確に算出するには現地にてしっかり計測する必要がありますが、一般的な2階建て住宅ですと約14万～20万ぐらいだと考えておいて下さい。

･仮設足場の費用が相場より高くなるケース

仮設足場の費用が通常より高くなるケースがいくつかあります。

仮設足場は1軒ごとに合わせて組み立てるので建物の形状や立地によって費用が変わってきます。

･3階建て以上

高さがある分、資材や手間がかかります。

2階建てと同じまま上に伸ばしていくだけではありません。

･高所に住宅がある場合

敷地内で安定した足場を組むのが厳しい場合は下まで足場を伸ばして組む必要があるからです。

また資材を運搬するのにも手間がかかります。

･狭小作業になる場合

敷地が狭いと通常より資材の搬入や組み立てに手間がかかるからです。

･道路使用許可や道路占有許可が必要な場合

仮設足場の組み立て時や解体時にトラックが道を塞いでしまう場合に道路使用許可必要になる可能性があります。

また、仮設足場が敷地ないに収まりきらずに道路にはみ出してしまう場合は道路占有許可が必要になります。

結論からお伝えしますが、『単管足場』の使用は避けて下さい。

単管足場とは2本のパイプを抱き合わせて作る足場で足場職人ではなく塗装職人でも組み立てることが可能です。

違法な足場ですので工事が最悪ストップする可能性もありますし、足元に注意して作業をしないといけないので細かい作業には不向きです。

単管足場は安全面･品質面に問題があるので使用を避け、ビケ足場･クサビ式足場を使用しましょう。

見積もり書の内容に足場の種類が書かれて無ければ確認するのが無難でしょう。