お客様から「外壁塗装工事は何日くらいかかるの?」というご質問をよく頂きます。
そこで初日からの工程をお見せします。
最後まで見て頂ければ外壁塗装工事の工程や流れを完全にわかってもらえると思います。
初日 仮設足場組立
初日 仮設足場組立
外壁塗装工事でまずはじめに行うのが、仮設足場の設置になります。
足場の主な役割は安全性を高めることと作業効率をあげて品質を維持することです。
・安全性
足場があることにより、高所の作業でも職人が安定して作業を行うことができるので転落を防止することができます。
また、手元の自由が利くので工具をうかっり落としてしまうことも限りなくなくなります。
ですので、人や物による落下事故からお住まいの方を守れるようになります。
さらに、外壁塗装工事には後にご説明します『洗浄』が必須となりますが、洗浄を行うとどうしても水しぶきが飛び散るので足場を設置し、飛散防止ネットを張って車や近隣の建物を守る必要があります。
・作業効率を上げて品質を維持
安定した作業スペースがあることで工具の持ち替えや移動もスムーズに行うことができるので予定通りに工事を進めることができます。
実際は脚立でも塗装が行えないことはないですが、作業効率が非常に悪いです。
一箇所施工が終われば脚立を移動し、もし不備があれば元の位置に戻すことになります。
不都合な施工環境であれば職人のミスや怠慢を招きかねません。
2日目前半 高圧洗浄
2日目前半 高圧洗浄
外壁塗装工事は塗る工程も大事ですがそれ以上に洗浄を含めた下地処理が大事です。
洗浄では高圧洗浄機で古くなった塗膜やホコリなどの汚れを落としていきます。
洗浄を行わずに塗料を塗っても汚れが邪魔をして上手く塗料が密着せず、長持ちしません。
【ホコリまみれのテーブルにセロファンテープを貼るのと綺麗なテーブルにセロファンテープを貼る場合、どちらがしっかり貼り付いて長持ちしますか?】
イメージはこのような感じです。
もちろん綺麗なテーブルに貼ったほうが長持ちしますよね。
だから洗浄はとても大事な工程なのです。
2日目後半 目地撤去
2日目後半 目地撤去
目地とは外壁の継ぎ目のことです。
業者によってはコーキングやシーリングと呼ぶ業者もいますが外壁塗装工事においてこれらに違いはありません。
外壁材の隙間を目地材などで埋めることで気密性や防水性の向上を目的としています。
また外壁材は地震や生活上の小さな振動、温度差による伸縮と膨張の繰り返しなど目視ではわかりにくいダメージを日々受けています。
目地材はその柔軟性によりそれらのダメージから外壁材が破損しないように衝撃を吸収してくれています。
目地材も外壁塗膜同様に劣化しますが、劣化した目地材の上から塗料を塗ると塗膜のひび割れの原因にもなります。
劣化したままだと上記の役割を果たすことができず外壁材の破損に繋がるので交換は必須だと言えます。
3日目 目地撤去残り 目地周り養生
3日目 目地撤去残り 目地周り養生
目地に沿って、テープを貼っていきます。
目的は綺麗な仕上がりの為、余計な場所に目地材が付着しないようにする為です。
テープを剥がす際に、粘着力が強いと外壁を痛めてしまう恐れがあるので粘着力が弱いものを使用します。
4日目 目地材打ち
4日目 目地材打ち
目地材打ち(コーキング打ちやシーリング打ちとも言われます。)には【打ち替え】【打ち増し】【先打ち】【後打ち】と方法がありますので、それぞれの特性をご説明します。
【打ち替え】
既存の目地材を完全に撤去して、新しい目地材を充填します。
基本的には打ち替えを実施します。
後にご説明します打ち増しでは既存の目地材を残したまま新しい目地材を上から充填するやり方ですが、既存のものと新しいものが上手く密着せず効果を十分に発揮できない恐れがあります。
また既存の目地材があるせいで新しい目地材の厚みが確保できない問題も発生します。
なので基本的には打ち替えを実施します。
【打ち増し】
既存の目地材を残したまま新しい目地材を上から充填します。
打ち増しが手抜き工事ということではなく、打ち増しが適した場所があります。
例えばサッシ廻りや外壁の入隅部は打ち増しを行います。
サッシ廻りや外壁の入隅部は既存の目地材を撤去しようとした際にサッシや防水シートを傷めてしまったり、外壁も一緒に剥がしてしまう恐れがあるので打ち増しを実施します。
【先打ち】
塗装前に目地材打ちを行うことです。
目地材の上から塗装できるので、塗膜により紫外線や雨風から目地材を保護することができます。
なので劣化の進行を遅らせることができます。
また、目地材の上から塗装するので外壁と目地材が同じ色になるので目立たなくなります。
デメリットは塗膜が硬いと目地材の柔軟性に負けてひび割れが生じる可能性が高くなります。
柔軟性に優れた塗料を塗ることをおすすめしています。
【後打ち】
塗装後に目地材打ちを行うことです。
塗膜が上に乗っていないので目地材の上での塗膜のひび割れの心配はなくなります。
デメリットとしては、塗膜による保護がないので先打ちに比べ長持ちしません。
【まとめ】
【打ち替え】【打ち増し】【先打ち】【後打ち】とご説明しましたが、どちらが良い悪いではなく場所や状況に応じて使いわけしていきます。
5日目 目地材打ち残り 付帯部養生
5日目 目地材打ち残り 付帯部養生
塗料がついてほしくない場所や塗装しない場所にビニールなどで保護する工程です。
綺麗な仕上がりの為に必要な工程で、いくつか注意点があります。
・換気について
窓を養生すると換気ができなくなるので、特に夏場だと息苦しさを感じてしまうかもしれません。
業者によっては窓まわりから終わらせて換気ができるように工夫する業者もいます。
悠陽工房では再度養生し直すので換気したい場合はご遠慮なくお声かけ下さい。
・粘着力について
粘着力が強いテープを使用すると、剥がすときに跡が残ってしまう恐れがあります。
綺麗な仕上がりの為に粘着力が弱いテープを使うのが一般的です。
6日目前半 下地調整
6日目前半 下地調整
業者によっては下地処理と呼ぶ業者もいるかと思いますが違いはありません。
下地調整は外壁に塗料を塗る前の下準備の工程で、美しく仕上げ長持ちさせるためには必須です。
下地調整にはいくつか種類があり、2日目から行っている高圧洗浄や目地材の打ち替えも下地調整の一部と言えます。
その他にケレン作業、ひび割れなどの補修があります。
ケレン作業とは古くなった塗膜や金属の場合はサビなどをワイヤーブラシなどの道具を使い、手作業で落としていくことです。
業者によっては見積もりにまとめて記載されている場合があるので、どこまでしてくれるのか確認したほうがいいです。
6日目後半 外壁下塗り
7日目 外壁中塗り
8日目 外壁上塗り
外壁下塗り・中塗り・上塗り
外壁塗装工事は『下塗り』『中塗り』『上塗り』の3回塗りが基本で、それぞれ役割があります。
・下塗り
現状の外壁とこれから塗っていく中塗り、上塗りがしっかり密着するように下塗り専用の塗料を塗ることです。
外壁の状態にあわせてプライマー、シーラー、フィラーと使いわけます。
上塗り材によってはメーカーが下塗り材の指定をしている場合があります。
下塗りは塗りの工程で最も大事な工程で、丁寧に行わないとすぐに剥がれてしまいます。
・中塗りと上塗り
中塗りと上塗りですが、塗る塗料は同じです。
ですので上塗りを2回行うということです。
2回塗る理由としては塗りムラを無くし、均一に塗るためです。
9日目 付帯部塗装
10日目 付帯部塗装
付帯部塗装
『外壁』塗装工事ですが、外壁以外にも塗れる箇所はたくさんあります。
代表的な付帯部として、雨樋などがあります。
お客様に「そんなところなで塗ってくれるの」と言われることがありますが、足場を組んだタイミングで塗れる箇所はすべて塗ることをおすすめします。
理由は付帯部も外壁同様に劣化するので、付帯部だけべつで塗装すると再度足場を用意する必要があり、費用が余計にかかります。
また、外壁は綺麗になったが付帯部がそのままだと付帯部の汚れなどが悪目立ちするからです。
11日目 ライン出し 清掃
11日目 ライン出し 清掃
いよいよ仕上げです。
ライン出しとは、マスキングテープの直線を利用してマスキングテープとの間を塗布することで綺麗な直線を出すことです。
サッシ廻りなど塗装面との境目が歪んでいたりすると美しい仕上がりとは言えません。
綺麗な直線を出すことで建物全体がぐっと引き締まり、美しく仕上がります。
マスキングテープを剥がした後は清掃を行います。
これまでの工程でゴミが発生しているので、敷地内を掃き掃除したりします。
最終日 仮設足場解体
最終日 仮設足場解体
最終日は初日に組み立てた仮設足場の解体です。
塗り残しがないかなど仕上がりに問題ないことを確認して頂き、工事完了となります。
まとめ
外壁塗装工事の工程や流れはわかって頂けたでしょうか?
弊社では基本的に日曜日は工事をお休みにさせて頂いております。
また、悪天候では工事を進められないのでそれらを含め工期はおおよそ2週間ほどです。
住宅の大きさや劣化の進行具合によって工期が延びる場合もあります。
外壁塗装工事のことで気になることなどあればお気軽にお問い合わせ下さい。
相談・点検・お見積もりいずれも無料です。
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設立 | 2020年6月 |
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